ロンドン観光を計画しているなら、バッキンガム宮殿は絶対に外せない場所です。
この記事では、宮殿の歴史や役割といった基本情報から、見学のハイライトである衛兵交代式の時間やおすすめの観覧場所、夏季限定公開されるステート・ルームの内部、チケットの予約方法、アクセス手段まで、詳しく解説します。

初めてのロンドン旅行で、バッキンガム宮殿の見学を考えているけど、情報が多くてどこから調べれば良いかわからないな…

この完全ガイドを読めば、見学の準備から当日の楽しみ方まで、必要な情報がすべてわかりますよ
- バッキンガム宮殿の概要と見どころ
- 衛兵交代式のスケジュールと観覧のコツ
- 見学チケットの種類と予約方法
- 宮殿へのアクセスと訪問時の注意点
ロンドン観光の象徴 バッキンガム宮殿の魅力と見どころ概要
バッキンガム宮殿は、ロンドン観光において欠かせないスポットの一つです。
イギリス王室の中心地であり、世界中から観光客が訪れる象徴的な場所となっています。
このセクションでは、宮殿が持つ英国王室における役割や、その歴史的変遷、現在の公務の場としての一面、ロンドン市内での所在地、そして訪れることで得られる特別な体験について、順を追ってご紹介いたします。
宮殿の基本的な魅力を知ることで、ロンドン観光の計画がより一層楽しみになるはずです。
英国王室の中心としての役割
バッキンガム宮殿は、単なる歴史的建造物ではありません。
現代の英国王室の活動拠点として重要な役割を担っています。
国王チャールズ3世陛下の公邸であり、日々の執務や、国家元首や大使との謁見、叙勲式、公式晩餐会といった重要な公務が行われる場所なのです。
王室メンバーが国内外の賓客を迎え、イギリスの顔として外交活動を行う舞台でもあります。
役割 | 具体的な内容 |
---|---|
国王の公邸 | 国王チャールズ3世とカミラ王妃がお住まいになる場所 |
執務の場 | 国王が日々の公務を行う場所 |
国家行事の開催 | 国賓の歓迎式典や晩餐会、ガーデンパーティーなどの会場 |
儀式の場 | 叙勲式や信任状捧呈式などが行われる場所 |

今も実際に使われている宮殿なのですね。

はい、歴史的な価値だけでなく「生きている宮殿」であることが大きな魅力です。
このように、バッキンガム宮殿はイギリスの政治・外交においても中心的な役割を果たしており、国民統合の象徴ともいえます。
宮殿の歴史的変遷
現在の壮麗な宮殿は、長い年月をかけて形作られてきました。
もともとは1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドの私邸「バッキンガム・ハウス」として建設され、1761年にジョージ3世が王妃シャーロットのために購入しました。
その後、ジョージ4世の命により建築家ジョン・ナッシュが改築に着手し、さらにウィリアム4世、ヴィクトリア女王の時代にかけてエドワード・ブロアによって増改築が続けられました。
特にヴィクトリア女王が1837年に即位とともに移り住んでからは、正式な宮殿としてその地位を確立します。
現在の東側正面(バルコニーのあるファサード)は1913年にアストン・ウェッブによって改築されたものです。
年代 | 出来事 |
---|---|
1703年 | バッキンガム公により「バッキンガム・ハウス」建設 |
1761年 | ジョージ3世が購入し、王室所有となる |
1837年 | ヴィクトリア女王の即位に伴い、初めて君主の公式な宮殿となる |
19世紀 | ジョン・ナッシュ、エドワード・ブロアらにより大規模な増改築が行われる |
1913年 | アストン・ウェッブにより東側正面(バルコニーのあるファサード)が改築 |

最初は王様の家じゃなかったのですね!

ええ、時代の移り変わりと共に役割を変えてきた、まさに歴史の証人です。
このような歴史的背景を知ることで、宮殿への理解がより深まります。
現在の公務執行の場として
バッキンガム宮殿は観光地としてだけでなく、現在も活発に公務が執り行われる重要な場所です。
国王陛下はここで国内外の要人と面会したり、週に一度首相と定例会見を行ったりしています。
国家行事の際には、宮殿のバルコニーに王室メンバーが登場する姿がニュース映像などで見られます。
また、年間約5万人以上の人々が、晩餐会、午餐会、レセプション、ガーデンパーティーなどの形で宮殿に招待されます。
公務の種類 | 概要 |
---|---|
謁見(Audience) | 国王が国内外の要人や大使などと面会 |
叙勲式(Investiture) | 国や社会に貢献した人物に勲章を授与する儀式 |
首相との定例会見 | 週に一度、国王が首相と国政について話し合う |
国賓訪問(State Visit) | 外国の国家元首を招待し、歓迎行事や晩餐会を行う |
ガーデンパーティー | 毎年夏に開催され、様々な分野で功績のあった人々が招待される |

国王陛下はここで毎日お仕事をされているのですね。

そうです、テレビで見るような華やかな行事だけでなく、日々の重要な公務も行われています。
宮殿が現在も国家運営の中枢として機能していることを理解すると、衛兵交代式などの儀式もより意義深く感じられます。
ロンドンにおける所在地と周辺環境
ロンドン観光の中心地に位置するバッキンガム宮殿は、アクセスも非常に良好です。
宮殿はシティ・オブ・ウェストミンスターにあり、住所は「London SW1A 1AA」とされています。
宮殿の正面から東に延びる「ザ・マル」という通りの先にはトラファルガー広場があり、周辺にはセント・ジェームズ・パークやグリーン・パークといった美しい公園が隣接しています。
都会の中にありながらも緑豊かな環境が広がっています。
周辺スポット | 宮殿からの徒歩距離(目安) |
---|---|
セント・ジェームズ・パーク | 隣接 |
グリーン・パーク | 隣接 |
ウェストミンスター寺院 | 約15分 |
ビッグ・ベン | 約15分 |
トラファルガー広場 | 約15分 |

公園がすぐ近くにあって、散策も楽しめそうですね。

はい、宮殿見学と合わせて公園でのんびり過ごすのもおすすめです。
周辺には他の有名観光スポットも多いため、効率的にロンドン観光を進める拠点としても最適な立地といえます。
宮殿訪問で得られる特別な体験
バッキンガム宮殿を訪れることは、歴史、文化、そして現在の王室を間近に感じる、他では得られない貴重な体験です。
特に夏季限定で公開される豪華絢爛なステート・ルームの見学や、一糸乱れぬ衛兵交代式の観覧は、多くの訪問者の記憶に深く刻まれます。
宮殿の敷地に足を踏み入れるだけで、その荘厳な雰囲気と歴史の重みを感じ取ることができるでしょう。
ロイヤル・コレクションの美術品を鑑賞できるクイーンズ・ギャラリーや、王室の馬車が展示されるロイヤル・ミューズも必見です。
体験できる魅力 | 詳細 |
---|---|
英国王室の歴史と伝統への接触 | 建物自体や展示品から長い歴史を感じる |
豪華絢爛なステート・ルームの見学 | (夏季限定) 実際に儀式で使われる部屋の装飾や美術品を間近に見る |
迫力ある衛兵交代式の観覧 | (スケジュール要確認) 英国の伝統的な儀式を目の当たりにする |
クイーンズ・ギャラリーでの美術鑑賞 | ロイヤル・コレクションの貴重な芸術作品を鑑賞 |
ロイヤル・ミューズでの馬車見学 | 歴史的な馬車や自動車を見学 |
宮殿周辺の散策 | セント・ジェームズ・パークやグリーン・パークなど美しい公園を歩く |

見どころがたくさんあって、どこから見ようか迷いますね!

それぞれのエリアに魅力がありますので、ぜひ時間をかけて楽しんでください。
事前に情報を集め、計画を立てることで、バッキンガム宮殿での特別な一日を最大限に満喫できます。
宮殿内部と見どころ 施設ごとの詳細情報

バッキンガム宮殿の魅力は外観だけではありません。
内部には英国王室の歴史と芸術、伝統を伝える貴重な施設が複数あり、それぞれが見逃せない魅力を持っています。
特に夏季限定で公開されるステート・ルームは必見です。
ここでは、ステート・ルームの豪華さ、クイーンズ・ギャラリーの美術品、ロイヤル・ミューズの歴史的な馬車、そして普段は入ることができない庭園の情報、さらに各施設の公開時期と入場料金について、詳しくご紹介します。
施設名 | 主な見どころ | 公開時期の目安 | 料金目安(大人) |
---|---|---|---|
ステート・ルーム | 公式諸間の豪華な装飾、王室コレクションの数々 | 夏季限定 | 約£30~£35 |
クイーンズ・ギャラリー | ロイヤル・コレクションの企画展示(絵画、装飾品など) | 通年(要確認) | 約£17~£20 |
ロイヤル・ミューズ | ゴールド・ステート・コーチなどの歴史的な馬車、自動車 | 通年(要確認) | 約£15~£18 |
※上記は目安です。
訪問前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
これらの施設を巡ることで、イギリス王室の文化や歴史をより深く体感できます。
ステート・ルーム(公式諸間)の豪華絢爛な装飾
ステート・ルームとは、バッキンガム宮殿の中心であり、公式行事や歓迎式典などが執り行われる19の公的な部屋のことです。
これらの部屋は通常、王室が使用していますが、国王がスコットランドに滞在される夏の期間(例年7月下旬から9月頃)に限り、特別に一般公開されます。
内部は、繊細な彫刻が施された天井、豪華なシャンデリア、歴史的な絵画や貴重な調度品で飾られており、まさに息をのむような美しさです。
例えば、晩餐会が開かれるボール・ルームや、ヴィクトリア女王の時代に造られたホワイト・ドローイング・ルームなど、部屋ごとに異なる趣向を凝らした装飾を見学できます。

ステート・ルームって、どのくらいの広さがあるの?

ボール・ルームだけでも長さ約36.6メートル、幅約18メートルあり、宮殿内で最も広い部屋です
王室の歴史と格式を肌で感じられる、非常に貴重な機会です。
クイーンズ・ギャラリーの美術コレクション展示
クイーンズ・ギャラリーは、王室が所有する膨大な美術品コレクション「ロイヤル・コレクション」の一部を展示するために設けられた美術館です。
バッキンガム宮殿の敷地内にありますが、独立した施設として運営されており、年間を通して(休館日を除く)見学できます。
ここには、ロイヤル・コレクションの膨大な所蔵品の中から、テーマに基づいた企画展示が年に数回入れ替わりで開催されます。
レンブラント、ルーベンス、カナレットといった巨匠の作品に出会えることもあります。

美術に詳しくなくても楽しめるかな?

作品解説も充実しているので、時代背景や作者について学びながら、気軽に本物の芸術に触れることができますよ
訪れるたびに新たな発見がある、アート好きにはたまらない空間です。
ロイヤル・ミューズ(厩舎)の歴史的な馬車
ロイヤル・ミューズは、国王や王室メンバーが儀式などで使用する馬車や自動車が保管、展示されている施設です。
こちらもクイーンズ・ギャラリー同様、宮殿敷地内にあり、通年で見学が可能です(休館日を除く)。
最大の目玉は、1762年にジョージ3世のために作られた「ゴールド・ステート・コーチ」です。
黄金に輝く豪華絢爛なこの馬車は、戴冠式など、極めて重要な儀式でのみ使用される特別なもの。
他にも、王室メンバーが実際に使用した様々な時代の馬車や、ロールスロイスなどの公用車を見ることができます。
主な展示物 | 特徴 |
---|---|
ゴールド・ステート・コーチ | 戴冠式などで使用される黄金の馬車 |
グラス・コーチ | ロイヤル・ウェディングなどで使用される |
アイリッシュ・ステート・コーチ | 議会開会式への移動などで使用される |
王室公用車 | ロールスロイス、ベントレーなど |
王室の移動手段の歴史と、それを支える伝統技術に触れることができます。
バッキンガム宮殿庭園の特別公開情報
バッキンガム宮殿の庭園は、ロンドン中心部にあるとは思えないほど広大で緑豊かなプライベートガーデンです。
約16ヘクタール(東京ドーム約3.4個分)の敷地には、湖やテニスコート、夏には国王主催のガーデンパーティーが開かれる芝生の広場などがあります。
この庭園は通常、一般公開されていませんが、夏のステート・ルーム公開期間中に、庭園へのアクセスが含まれる特別なガイドツアーが開催される場合があります。
また、春から夏にかけて見頃を迎える花々や、様々な野鳥が生息する自然豊かな環境も魅力です。

庭園ツアーはいつもあるの?

毎年必ず開催されるとは限らないため、公式サイトで最新のツアー情報を確認することが重要です
もし機会があれば、都会の喧騒を忘れさせる美しい庭園の散策もおすすめです。
各施設の公開時期と入場料金の目安
バッキンガム宮殿の各施設を見学するには、それぞれの公開時期と入場料金を事前に確認しておくことが大切です。
特にステート・ルームは夏季限定公開で、非常に人気が高いため、早めの計画とチケット予約が必要です。
クイーンズ・ギャラリーとロイヤル・ミューズは比較的長期間開いていますが、展示替えや王室行事などで臨時休館となる場合もあります。
入場料金も年度によって改定されることがあるため、以下の表はあくまで目安として参考にし、必ず訪問前に公式サイトで最新の正確な情報を確認してください。
施設名 | 公開時期の目安 | 料金目安(大人) | 備考 |
---|---|---|---|
ステート・ルーム | 例年7月下旬~9月下旬 | 約£30~£35 | 要事前予約、日時指定制の場合が多い |
クイーンズ・ギャラリー | 通年(火・水曜休館が多い、要確認) | 約£17~£20 | 展示内容により変動の可能性あり |
ロイヤル・ミューズ | 通年(特定日休館あり、要確認) | 約£15~£18 | |
セットチケット(Royal Day Out) | ステート・ルーム公開期間に準ずる | 約£55~£60 | ステート・ルーム、クイーンズ・ギャラリー、ロイヤル・ミューズのセット |
※料金は2024年時点の目安です。
最新情報は必ず公式サイトで確認しましょう。
※オンラインでの事前予約が推奨されており、割引が適用される場合もあります。
訪問予定日を決めたら、早めに公式サイトをチェックし、計画的にチケットを手配することをおすすめします。
衛兵交代式のスケジュール確認と観覧のポイント

バッキンガム宮殿訪問のハイライトとも言える衛兵交代式は、正確なスケジュールの確認と観覧場所の選定が成功の鍵です。
開催日時と場所、最新スケジュールの確認方法、おすすめの観覧場所、混雑状況、そして変更・中止の可能性について、詳しく解説します。
事前の準備をしっかり行い、この壮麗な儀式を存分に楽しみましょう。
衛兵交代式の開催日時と場所
衛兵交代式は、バッキンガム宮殿の正門前広場で基本的に午前11時頃から開催されます。
衛兵たちの正確な行進や音楽隊の演奏が間近で見られる、ロンドン観光の中でも特に人気の高いイベントです。
ただし、開催日は固定ではなく、季節や曜日によって変動するため注意が必要です。
最新スケジュールの公式確認方法
衛兵交代式のスケジュールは、英国陸軍(British Army)の公式ウェブサイトで確認するのが最も確実です。
訪問日が近づいたら、必ず公式サイトで最新の開催日時を確認してください。
特別な行事や天候によって急遽変更・中止となる場合もあるため、出発直前のチェックも忘れないようにしましょう。
おすすめの観覧場所とポジション取り
最も人気のある観覧場所は、宮殿のフェンス(柵)沿いです。
衛兵たちの動きを間近で見ることができますが、非常に早くから場所取りが必要になります。
少し離れた場所では、広場中央にあるヴィクトリア記念碑の階段付近も、全体を見渡せるためおすすめです。
観覧時の混雑状況と早めの到着推奨
衛兵交代式は世界中から観光客が集まるため、常に大変混雑します。
良い場所で観覧するためには、開始時刻の1時間前、できればそれ以上早く到着することをおすすめします。
特に夏の観光シーズンや週末は、早めの行動が重要です。

どれくらい早く行けば良い場所で見られる?

最前列で見たいなら、開始の1時間半~2時間前には到着しておくと安心です
天候やイベントによる変更・中止の可能性
衛兵交代式は、悪天候(特に大雨)の場合や、ロンドン市内での大規模なイベント開催時などには、予告なく変更または中止されることがあります。
当日、天候が不安定な場合や、何か大きなイベントが予定されている場合は、実施されるかどうかを公式サイトで確認するか、現地の情報を確認するようにしましょう。
見学チケットの予約方法と宮殿へのアクセス手段

バッキンガム宮殿をスムーズに訪問するためには、チケットの事前準備とアクセスの確認が非常に重要です。
限られた旅行時間を最大限に活用するためにも、事前にしっかりと計画を立てることが快適な見学につながります。
ここでは、見学チケットの種類や料金、オンラインでの予約方法、そしてロンドン市内の主要な交通機関を利用した宮殿への具体的なアクセス手段について、分かりやすく解説を進めます。
事前の準備を万全に整えることで、当日は余裕を持って宮殿見学を満喫できるようになります。
見学チケットの種類と料金体系
バッキンガム宮殿の見学チケットは、公開されている施設ごとに主に設定されています。
希望する見学範囲に合わせて選択することが可能です。
主なチケットとして、夏季限定で公開される「ステート・ルーム(The State Rooms)」、王室の美術品コレクションが魅力の「クイーンズ・ギャラリー(The Queen’s Gallery)」、そして儀式用の馬車などが展示されている「ロイヤル・ミューズ(Royal Mews)」の3種類が中心となります。
これら全てを見学できる「Royal Day Out」という組み合わせチケットも用意されています。
チケット種類 | 主な見学対象施設 | 備考 |
---|---|---|
ステート・ルーム | 公式諸間(19室) | 夏季限定公開、事前予約推奨 |
クイーンズ・ギャラリー | 王室コレクション(ロイヤル・コレクション) | 通年公開(展示替え等による休館あり) |
ロイヤル・ミューズ | 馬車、自動車、馬 | 通年公開(休館日あり) |
Royal Day Out | 上記3施設すべて | 各施設を個別購入するより割引になる場合がある |

チケットの種類が多くて、どれを選べばいいか迷いますね

滞在時間や特に興味のある分野に合わせて、最適なチケットを選びましょう
料金は年度や為替レートによって変動するため、最新の情報やチケットの販売期間については、訪問前に必ずバッキンガム宮殿の公式ウェブサイト(Royal Collection Trust)で確認するようにしてください。
公式サイトでのオンライン予約手順
見学チケット、特に夏季に公開されるステート・ルームは、公式ウェブサイト(Royal Collection Trust)での事前オンライン予約が強く推奨されます。
これにより、当日券の心配なく確実に入場できます。
予約プロセスは基本的に英語で表示されますが、画面の指示に従えば比較的簡単に進められます。
訪問したい日付、入場時間帯、希望するチケットの種類と枚数を選び、氏名や連絡先、クレジットカード情報などを入力して決済する流れとなります。
オンライン予約の簡単なステップ |
---|
1. 公式ウェブサイト(Royal Collection Trust)にアクセス |
2. 「Visit」または「Buy tickets」セクションへ進む |
3. 見学したい施設(例: The State Rooms)を選択 |
4. 訪問希望日と時間帯を選択 |
5. チケットの種類と枚数を選択 |
6. 連絡先情報と支払い情報を入力 |
7. 予約内容を確認し、決済を完了する |
予約が完了すると、登録したメールアドレスに確認メール(Eチケットなど)が送られてきます。
このメールは大切に保管し、当日は印刷したもの、あるいはスマートフォンの画面で提示できるように準備しておきましょう。
事前予約の重要性とメリット
なぜチケットの事前予約がそれほど重要なのでしょうか。
それはバッキンガム宮殿が世界的に人気の観光スポットであることに関係します。
最も大きな理由は、特にステート・ルームのような人気施設は、1日の入場者数に制限が設けられており、当日券が販売されない、あるいは早い時間に売り切れてしまう可能性が高いためです。
事前予約をしておくことで、希望の日時に確実に入場できることが保証されます。
また、現地でチケット購入の列に並ぶ時間を節約できるため、スムーズに見学を開始できるというメリットもあります。
事前予約の主なメリット |
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確実な入場保証 |
希望日時での見学 |
チケット購入待ち時間の回避 |
計画的な旅行日程の実現 |

当日行って入れなかったらショックですもんね…

特に旅行日程がタイトな場合は、事前予約で安心を得るのがおすすめです
貴重な旅行時間を有効に使い、予定通りに見学を楽しむためにも、できるだけ早めに公式ウェブサイトからオンライン予約を済ませておくことを強くお勧めします。
最寄り駅からの徒歩ルート案内
バッキンガム宮殿へのアクセスには、ロンドン地下鉄(Tube)を利用するのが非常に便利です。
複数の駅が宮殿の近くに位置しています。
代表的な最寄り駅としては、ヴィクトリア(Victoria)駅、グリーン・パーク(Green Park)駅、そしてハイド・パーク・コーナー(Hyde Park Corner)駅の3つが挙げられます。
どの駅を利用した場合でも、宮殿までは徒歩でおよそ10分から15分程度の距離です。
最寄り駅 | 主な路線 | 宮殿までの方向(目安) |
---|---|---|
ヴィクトリア駅 | ヴィクトリア線、ディストリクト線、サークル線 | 北へ直進 |
グリーン・パーク駅 | ヴィクトリア線、ピカデリー線、ジュビリー線 | 南東へ公園沿い |
ハイド・パーク・コーナー駅 | ピカデリー線 | 東へ進む |
それぞれの駅から宮殿までの道のりも、ロンドンの美しい街並みや公園の緑を楽しみながら歩くことができます。
スマートフォンの地図アプリケーションなどを活用すれば、迷うことなくスムーズに目的地へ到着できるでしょう。
ロンドン市内バス利用でのアクセス方法
ロンドンの風景の一部ともいえる、象徴的な赤い二階建てバスも、バッキンガム宮殿へのアクセス手段として活用できます。
地下鉄とは違う車窓からの眺めを楽しめるのも魅力です。
宮殿の周辺には多くのバス路線が停車するバス停が点在しており、ヴィクトリア駅周辺、ピカデリー・サーカス、トラファルガー広場方面など、市内の主要な場所から乗り換えなしでアクセスできるルートも多数あります。
代表的なバス路線(例) | 宮殿周辺の主な停車場所(目安) |
---|---|
11番 | Victoria Station, Parliament Square |
211番 | Victoria Station, Hyde Park Corner |
C1番 | Victoria Station |
16番 | Hyde Park Corner, Victoria Station |
38番 | Green Park Station, Victoria Station |
52番 | Hyde Park Corner, Victoria Station |
- 注: 路線や停車場所は変更される可能性があるため、乗車前にTransport for London (TfL)の情報をご確認ください。

バスだと景色も見られて楽しそうですね!

時間に少し余裕がある場合や、階段の昇り降りがない移動を好む方にはバスも良い選択肢です
利用する際は、Transport for London (TfL) の公式ウェブサイトや専用アプリで、最新の路線図、時刻表、最寄りのバス停を確認してから乗車すると、よりスムーズに移動できます。
Oysterカードや非接触型決済対応のクレジットカード・デビットカードで運賃を支払うのが一般的です。
訪問前に知っておきたい実用情報と注意点

バッキンガム宮殿をスムーズに、そして心ゆくまで楽しむためには、訪問前にいくつか知っておきたい実用的な情報と注意点があります。
特に、見学時の服装や手荷物に関するルールは重要です。
このセクションでは、服装と靴、手荷物検査、写真撮影ルール、日本語オーディオガイド、お土産情報、周辺観光スポット、そして安全対策について、具体的な情報をお伝えします。
これらのポイントを押さえて、万全の準備でバッキンガム宮殿訪問に臨みましょう。
安心して見学を楽しむために、ぜひ参考にしてください。
見学時の服装と歩きやすい靴の推奨
バッキンガム宮殿の見学に、厳格なドレスコードはありません。
しかし、国王陛下の公邸であり、神聖な場所でもあるため、敬意を払った服装を心がけることが望ましいです。
極端にカジュアルな服装(タンクトップ、ショートパンツなど)は避けた方が無難でしょう。
宮殿内部、特にステート・ルームなどは非常に広く、見学には1時間半から2時間半程度かかることもあります。
階段の上り下りもあるため、ヒールの高い靴や履き慣れない靴は避け、歩きやすい靴を選ぶことが快適な見学の鍵となります。
季節に合わせた調整も忘れずに行いましょう。

どんな服装で行けばいいか迷う…

TPOをわきまえつつ、たくさん歩くことを考えて、快適な靴を選んでくださいね
適切な服装と歩きやすい靴を選ぶことで、疲れを感じることなく、宮殿の隅々までじっくりと見学を楽しめます。
手荷物検査と持ち込み制限について
バッキンガム宮殿へ入場する際には、空港と同様のセキュリティチェック(手荷物検査)が行われます。
これは、訪問者と宮殿の安全を守るために不可欠な手続きです。
検査をスムーズに通過するため、持ち込みが制限されているものを事前に確認しておきましょう。
一般的に、大きなリュックサックやスーツケース、三脚、鋭利な物、その他危険物と判断されるものの持ち込みは禁止されています。
飲食物の持ち込みにも制限がある場合があります。
詳細は公式サイトで確認することをおすすめします。
持ち込みに関する注意点 | 詳細 |
---|---|
セキュリティチェック | 空港レベルの手荷物検査を実施 |
大きな荷物 | リュックサック、スーツケースなどは持ち込み不可 |
禁止物品 | 鋭利な物、危険物、三脚など |
飲食物 | 制限がある場合あり、要確認 |
スムーズな入場のために | 不要な荷物は事前に預けるなどの対策を推奨 |
手荷物は必要最低限にまとめ、スムーズな検査にご協力ください。
写真・ビデオ撮影に関するルール
宮殿訪問の思い出を写真に残したいと考える方は多いでしょう。
しかし、ステート・ルーム(公式諸間)内部での写真およびビデオ撮影は、固く禁止されています。
これは、貴重な展示品や内装を保護し、他の訪問者の見学を妨げないためのルールです。
クイーンズ・ギャラリーやロイヤル・ミューズ、庭園など、他のエリアでの撮影については、許可されている場合もありますが、場所によってルールが異なる可能性があります。
必ず現地の案内表示やスタッフの指示に従ってください。
フラッシュ撮影や自撮り棒の使用が制限されていることもあります。
ルールを守って、気持ちよく見学しましょう。
撮影が許可されている場所では、他の訪問者の迷惑にならないよう配慮しながら、記念に残る一枚を撮影してください。
日本語オーディオガイドの利用方法
オーディオガイドとは、展示物や各部屋の歴史、見どころなどを音声で解説してくれる便利な機器です。
バッキンガム宮殿では、このオーディオガイドが多くの言語に対応しており、もちろん日本語も利用可能です。
入場料に含まれている場合が多く、追加料金なしで借りられることが一般的です(詳細はチケット購入時に確認)。
ガイドを利用することで、それぞれの部屋の役割や装飾の意味、歴史的背景などを深く理解でき、見学体験が格段に豊かになります。
操作も簡単で、自分のペースで見学を進めながら解説を聞くことができます。

展示について詳しく知りたいけど、英語はちょっと…

大丈夫です!日本語のオーディオガイドで、より深く宮殿の魅力を知ることができますよ
専門的な知識がなくても、オーディオガイドを活用すれば、まるで専属ガイドがいるかのように、充実した時間を過ごせるでしょう。
公式ギフトショップとお土産情報
見学の記念やお土産探しには、公式ギフトショップの利用がおすすめです。
ショップは、ステート・ルームの出口付近や、クイーンズ・ギャラリー、ロイヤル・ミューズに併設されています。
店内には、王室御用達の品々や、バッキンガム宮殿限定のグッズが豊富に揃っています。
紅茶、ビスケット、チョコレートといった食品から、陶磁器、宝飾品、文房具、書籍まで、多岐にわたる商品が並びます。
特に、王冠マークや衛兵をモチーフにしたアイテムは人気があります。
ここでしか手に入らない特別な品を探すのも楽しい時間となるでしょう。
ギフトショップで見つかるお土産の例 |
---|
王室関連グッズ |
紅茶、ビスケット、チョコレート |
陶磁器、ガラス製品 |
宝飾品、アクセサリー |
文房具、書籍、ポストカード |
子供向けのおもちゃ |
バッキンガム宮殿ならではの上質なお土産は、旅の思い出を彩り、大切な人への贈り物としても喜ばれます。
周辺の観光スポット案内
バッキンガム宮殿はロンドンの中心部に位置しており、周辺には魅力的な観光スポットがたくさんあります。
見学の前後に立ち寄ることで、より充実した一日を過ごせます。
宮殿のすぐ隣には、広大な緑地であるグリーン・パークとセント・ジェームズ・パークが広がっており、散策や休憩に最適です。
少し足を延ばせば、ウェストミンスター寺院、国会議事堂(ビッグ・ベン)、トラファルガー広場、ナショナル・ギャラリーなど、ロンドンを代表する名所へも徒歩圏内です。
宮殿周辺の主な観光スポット | 宮殿からの距離(目安) |
---|---|
グリーン・パーク | 隣接 |
セント・ジェームズ・パーク | 隣接 |
ヴィクトリア記念碑 | 宮殿正面 |
ウェリントン・アーチ | 徒歩約10分 |
ウェストミンスター寺院 | 徒歩約15分 |
国会議事堂(ビッグ・ベン) | 徒歩約15分 |
トラファルガー広場 | 徒歩約20分 |
ナショナル・ギャラリー | 徒歩約20分 |
効率よく観光するために、事前に地図を確認し、訪れたい場所をリストアップしておくことをおすすめします。
訪問時のセキュリティと安全対策
バッキンガム宮殿は英国王室の中心であり、国の重要な施設でもあるため、非常に厳重なセキュリティ体制が敷かれています。
先述の手荷物検査に加え、敷地内外には多くの警察官や警備員が配置されています。
訪問者自身の安全対策も重要です。
特に衛兵交代式など、多くの人が集まる場所ではスリや置き引きに注意が必要です。
貴重品は体の前でしっかりと持ち、周囲の状況に気を配りましょう。
万が一、何か問題が発生した場合や不審な点に気づいた場合は、遠慮なく近くの警察官や宮殿スタッフに知らせてください。
安全に配慮し、ルールを守ることで、安心してバッキンガム宮殿の見学を楽しむことができます。
よくある質問(FAQ)
衛兵交代式を少しでも良い場所で見るための穴場スポットはありますか?
宮殿の正門前やヴィクトリア記念碑周りは大変混雑します。
比較的落ち着いて見やすい場所としては、衛兵が宮殿に向かって行進してくる「ザ・マル」沿いや、衛兵の出発地点であるウェリントン兵舎近くが挙げられます。
しかし、こちらも人気があるため早めの場所確保をおすすめいたします。
ベストポジションにこだわらなければ、少し離れた場所から全体の雰囲気を感じるのも良いでしょう。
夏期に内部公開されるステート・ルームの見学チケットは、いつ頃から予約できるのでしょうか?
ステート・ルームのチケットは、例年春頃(3月~4月あたり)に公式サイトで販売が開始されることが多いです。
大変人気があり、希望の日時は早く埋まる傾向にあります。
訪問時期が決まっているようでしたら、早めにバッキンガム宮殿の公式情報(Royal Collection Trust)をチェックし、予約方法を確認しておくことが大切です。
日本語オーディオガイドの他に、日本語の解説が付くツアーなどはありますか?
バッキンガム宮殿公式では、基本的に日本語のオーディオガイドの提供が中心となります。
日本語ガイドが同行するような公式ツアーは通常設けられていません。
しかし、ロンドンの旅行会社によっては、バッキンガム宮殿を含む市内観光で日本語ガイドが付くプライベートツアーなどを企画している場合があります。
ご希望の場合は、別途探してみることをお勧めします。
宮殿の外観や、行進する衛兵の写真は自由に撮っても問題ないでしょうか?
はい、バッキンガム宮殿の外観や、敷地外で行われる衛兵交代式の様子については、基本的に写真撮影が可能です。
多くの観光客が記念に写真を撮っています。
ただし、衛兵の行進を妨げたり、警備の邪魔になったりするような行為は厳禁です。
周囲への配慮を忘れず、安全に注意して撮影を楽しんでください。
ステート・ルームなど宮殿内部は撮影禁止ですので、ご注意ください。
バッキンガム宮殿のすぐ近くにあるホテルに宿泊する利点は何でしょうか?
宮殿周辺のホテルに宿泊する一番のメリットは、衛兵交代式を良い場所で見るために朝早くから場所取りがしやすいことです。
また、セント・ジェームズ・パークやグリーン・パークでの散策も気軽に楽しめます。
ロンドンの他の主要な観光スポットへのアクセスも良好な場所ですので、効率的に観光したい方にはおすすめのエリアといえます。
車椅子を利用している場合でも、宮殿内部を見学することは可能ですか?
はい、バッキンガム宮殿は車椅子をご利用の方でも見学できるよう配慮されています。
ステート・ルーム、クイーンズ・ギャラリー、ロイヤル・ミューズともに、アクセシブルなルートが用意されていることが多いです。
ただし、事前に公式サイトで詳細を確認し、必要であれば直接問い合わせてアクセスの手配について相談することをおすすめします。